継続的なパートナーシップを通じてTBMのイノベーションを活性化、事業の拡大を可能に
2023年1月4日、テキサス州オースティン-科学分野のデジタル変革を推進するEnthought は本日、環境配慮型素材の開発・提供と資源循環に特化した日本のサステナビリティ企業、TBMがEnthoughtの MI(マテリアルズ・インフォマティクス)推進プログラムを採用したことを発表いたします。これにより同社は、LIMEXおよびCirculeX製品の性能強化を図ります。この契約は2022年11月1日に締結され、12月1日より正式に開始されました。
世界40か国以上で特許を取得しているLIMEXは石灰石を主原料とした新素材で、石油化学製品と水の使用を最小限に抑えています。再生プラスチックを配合したCirculeXは、天然資源の使用をさらに抑えた製品です。これらの製品は複合素材であり、その理解にはポリマー製造の科学知識と粉砕した石灰石の添加による特性変化についての科学知識が求められます。TBMの製品を理解する上で必要なマテリアル・サイエンスとケミカル・サイエンスに関する深い知識、そして知見を有用なプロセス改善に落とし込む上で必要な科学コンピューティングの専門知識およびソフトウェア技術、そのどちらも備えた包括的なアプローチは提供できる企業が限られていますが、Enthoughtは数少ないその内の1社です。
TBMの経営企画本部マネージャーである坂井宏成氏は、次のように述べています。「TBMは『進みたい未来へ、橋を架ける』をミッションに掲げ、それを核にした経営理念と気候変動への取り組みを通じて社会に貢献しています。このミッションを支える上で必要なのは、科学に根ざしたデジタル能力を強化して、新しい形でイノベーションを起こし、進みたい未来へと徐々に近づいていくことです。Enthoughtの包括的なアプローチは、当社のビジョンを実現するための最適な橋渡し役になってくれます。」
Enthoughtをパートナーに迎えるまで、TBMは従来型のデータ管理ツールを利用していましたが、科学データの複雑性に追い付かなくなっている状態でした。Enthoughtが導くパートナーシップにより、TBMでは次のことが可能になります。
- 社内のMI能力を構築する。
- 製造工程を改善するMIソリューションを作り上げる。
- Enthought Edgeを活用して、データの管理と分析を行い、カスタムアプリケーションを展開する。
- 今後のデジタル研究開発を主導する人材を発掘し、養成する。
- Enthoughtの優秀なサイエンティスト&エンジニアチームと継続的に連携し、全社的なデジタル文化変革を推進する。
Enthought 材料科学ソリューション担当バイスプレジデントのクリス・ファローは次のように話します。「マテリアルズ・インフォマティクスを活用すると、製造効率を飛躍的に向上させ、新製品を迅速に上市することができます。TBM社と共にデジタルジャーニーへと乗り出し、LIMEXおよびCirculeX製品の有用性、品質、環境貢献度を高めるだけでなく、継続的なイノベーションの推進に必要なデジタル研究開発能力の強化も図っていきたいと考えています。」
Enthought独自のマテリアルズインフォマティクス推進プログラムの詳細については、MIについてのページをご覧ください。Enthought Edgeによるデータ管理の詳細については、紹介のページをご覧ください。
Enthoughtについて
Enthought, Inc.は、科学分野のデジタル変革を推進しています。Enthoughtの技術と科学分野の深い専門知識は、ディスカバリーの迅速化と継続的なイノベーションを実現します。デジタルを駆使する人材を育て、解析に使える科学データを授けることは、科学分野と事業上の価値創出の推進力となります。組織変革の分野でEnthoughtが専門とするのは、電子、半導体、材料設計、製造、製薬、バイオテクノロジー、エネルギー、消費財の各市場です。Enthought社は、テキサス州オースティンに本社を置き、テキサス州ヒューストン、イギリスのケンブリッジ、スイスのチューリッヒ、そして日本の東京にもオフィスを構えています。詳しくは www.enthought.com をご覧ください。また、LinkedIn と Twitter も随時更新しています。
Media Contact
PAN Communications
Lauren Force, + 1 (617) 502-4366
Enthought@pancomm.com
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